漂流人間とクリスマス

見当違いでございます。

大沢やよい先生の百合短編がだ~いすき

百合姫の大沢やよい先生の漫画がとても読みやすくて好き。

百合作品なので女の子2人がメインに置かれていて、百合なやりとりが美しい絵で描かれているわけなのだけれど、大沢先生の漫画は2人がそれぞれ何を考え、それ故にどういった行動をとったか、物語の終わりに至るまでの流れが非常にわかりやすく、最終的に1人と1人だった彼女たちが2人になり関わりあっていく。百合最高。

恋愛漫画において主人公ではない方の心理がないがしろにされるパターンが多い
2人の人物のうち1人(主人公)だけに重点を置きすぎてもう1人(相手役)がなにを考えているかよくわからないまま物語が終わってしまうのは読者としては悲しい。

大沢先生の漫画はそんなことはなく、どちらの人物も同じ比重で描かれているし、物語にそって人物が動いているのではなく人物が動くから物語も進んでいく感じがするところも良い

 

漫画は登場人物全員が「生きている感」がある方が読んでいて楽しい。

キャラクターの心理が分かりづらいと生きている感がぼんやり曖昧になってしまう。
なので生き生きした漫画が読みたいなぁと思う。自分でもそういうものが描けるといいのですが…

 

単行本にはまだ収録されていないが百合姫2014年9月号に掲載されていた「水色メソッド」は2人の心の動きが分かりやすく、2人ともかわいいしちょろっと登場する脇役の子も綺麗。

 

 

【追記】完全版出たね~~~!