漂流人間とクリスマス

見当違いでございます。

ドラマ「カルテット」5、6話感想

5話
別府くん、顔色を伺って皆がどういう動きを取るのを見てから発言していく安定のムーブだった。

5話は有朱ちゃんが大活躍していた。
色々なことをはっきりさせて壊したい有朱ちゃんと隠したままでもいいからカルテットを守りたくなったすずめちゃんの対比が面白い。
誰が悪で何が正しいかとか倫理観やその他しがらみ、そういうものが世の中に沢山あってそれらに囲まれた状態で生きていて、
それを無視してでも守りたかったり貫きたいものがあったりする展開が好き
いや無視するというよりその登場人物の立ち位置で正しさも変わることもあるなーと
本気でやってたら倫理観とか考える次元超えてた系もいいですね。白石ユニバースか?

6話
巻さんと夫さん
こういう思いのすれ違いもすれ違わせる相手がいてこそなんだなと
すれ違うこともできなかったすずめちゃんと父親のことを考えてしまうんだよなぁ…
夫さんが「それは真紀ちゃんのバイオリンだ」といって必死にバイオリンを取り返そうとする姿に心打たれた。
巻さんはあっさり音楽よりも家庭を選んだわけだけど
夫さんからすれば「音楽を楽しみ、上品だけどつかみどころのない真紀ちゃん」が好きだったわけで
家庭を選んだ時に一度概念として奪われた(巻さんが選択したけど結果的には夫さんが奪った?)音楽が今度は物理的に奪っていこうとする謎の女(有朱ちゃん)が現れたら必死になってしまうよなぁ
皮肉なことに夫さんが失踪して巻さんは夫さんが好きだった「音楽を楽しみ、上品だけどつかみどころのない真紀ちゃん」に戻ったわけで〜