漂流人間とクリスマス

見当違いでございます。

現実感

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ぷっちょ

す(挨拶)桃井です。

ハイキュー!!が終わるので胃痛がするという話を前回書いたのですが、現在胃痛は継続、口の中が爛れています。親知らずを2本抜いたあとジェットウォッシャーを患部にぶっかけたら傷が全然治らなくなりました。終わりの話です。

 

同僚からツイステのぷっちょをもらいました。同僚は4袋で推しを自引きできたとのことで、ガチャよりお得でよかったねぇと思いました。

イデアさんのシールももらいました、かわいい。学園長のシールもあるんですね、ほしい。仮面をつけたキャラクターが好きです。ゼルダの伝説ムジュラの仮面のカーフェイが私の仮面推しの始祖です。仮面・幼児化・主人公と対の属性、要素盛り盛り。仮面のデザインもちょ~かわいい。

 

そういえば、その同僚に「青いキャラが好きなんですね」と言われてから、今までそんな自覚はなかったのですが、好きかもしれん……と固定観念が強くなりました。多分青色が好きになったきっかけはキスマイの千賀さんの青い衣装です。とても似合っていてインパクトあったんですよね。あと、舞城王太郎先生の新潮文庫は背表紙が青色です。新潮文庫の背表紙は作家や作品のイメージカラーで決めているらしいです。舞城先生の混沌のあとに一つの結論や圧倒的救済がある作風に青色は合っている気がします。

私の勝手な奈津川兄弟イメージカラーは一郎が赤、二郎が黄、三郎が青、四郎が橙ですかね。10年以上前に書いた絵だと一郎を緑で四郎が赤にしていました↓

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二郎の黄、三郎の青は固定みたいです。四郎の赤はおそらく書籍の色のイメージだな。キャラクターの印象と数字の印象で色を決めると楽しいです。

 

文藝を買い、「推し、燃ゆ」を読みました。文藝買ったの久しぶりで分厚いな~と思いました。文藝は舞城王太郎特集を組んでくれたことがあるので好きです。二郎ちゃん表紙だったし、神。二郎ちゃんてば文芸誌で表紙を飾ったことあるなんてすごいね。

おしもゆは推しを推しているときの熱狂のあとが描写されていました。推しが自分のすべてだと思っていても、息をして生きているだけでどうしても推し以外のものが押し寄せてくる苦しさを感じました。また舞城王太郎の話をするのですが、舞城先生の「好き好き大好き超愛してる」という作品が、好きな人が死んじゃったあとどうしよう、という内容で、「人を亡くすまでの話」じゃなくて「なくしたあとも続く人生」についての物語で、私の推しこと二郎ちゃんもすでに本編では失踪したあとなんです。おしもゆも推しが炎上したところからはじまります。喪失や事件はドラマチックですが、私は劇的なことが起きても日常というものがどこまでもついてくるような感覚がとても好きです。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの終わり方の良さ。この話何回もしてる。

好き好き大好き超愛してる」は芥川賞候補になって、審査員に現実感のなさを酷評されたり、逆に現実感や奥行きのなさが良いとか、現実感がないので膨大する世界がすごいみたいな、人によって現実感のなさが良く感じたり悪く感じたりするんだな~と面白いな~と思いました。現実感ってなんなんですかね、自分の常識や時事的なものに当てはめて、これは違うと感じるのでしょうか。世界観の説明不足で、説得力を感じないとかそんな感覚も現実感の薄さにつながるのかな。作品の勢いについていけないことも現実感がないと思うのに近いかもしれません。舞城先生の「めくるめく」という小説は、勢いがすごすぎて現実感がどうとか考える時間もなく読み終わっていました。

現実にできそう・ありえそうな出来事とそんなあるあるを吹き飛ばす異質な要素をぶち込むのが舞城作品の良さだと思います。会話だけで話の流れを変えていく「秘密は花になる」とかすごいです。会話に異質をぶち込めるってすごいな。「秘密~」の異質な要素は白熱する会話の中と裏腹な脳内の冷静さがですかね……舞城先生の新作小説が読みたいなっ

いつも通り、支離滅裂になったので終わります。

 

文藝 2020年秋季号

文藝 2020年秋季号

  • 発売日: 2020/07/07
  • メディア: 雑誌