漂流人間とクリスマス

見当違いでございます。

内にこもったまま外へ出る回

自律神経失調症、桃井桃子です。

 

多分、他の人にとって「なんでそんなしょうもないことで!?」といった事柄で普段から怒ったり悲しんだり喜んだり感情の起伏がすさまじくて「やだな~みんなは、もっと真面目な悩みを持って生きているのだろうな」とか思うと、さらに情緒がジェットコースター(よみうりランドのバンデットのイメージ、優しさがなくて首がガーン!てなるので怖い)になっていました。

 

映画「AGANAI」で荒木さんが、弟が足を切断するかもしれない⇒結果、切断しなかった⇒家族はよかったね、と言っていたけど自分の気持ちは晴れない⇒この出来事が入信のきっかけになったかも、みたいな話をしており映画を観たとき私は「そういう感情もあるんだ」くらいの気持ちでした。で、最近「事件だけど大事には至らなくてよかったね」と言われるような事象が起こって、それで私は「いや全然よくないよ!ついた傷、消えるわけじゃないし」とか考えたら、荒木さんの感情がほんのちょっとだけわかった気がしました。

 

そんなこんなで微妙にふさぎ込んだまま、くらもちふさこ展へ行くため電車に乗ったら、運をあげる本?の広告があって「なにこれ~」思っていたら少し元気が出ました。自分と全然関係ないものが世界にたくさんあるって思ったら、自分が自分の気にしてることだけ気にし続けたとしても他人にとっても関係ないし別にいいじゃんと思えたのかもしれません。ありがとう、運をあげる本。

 

くらもちふさこ展では「海の天辺」の原画を見られて幸せでした。

くらもち先生の繊細で様々な工夫を凝らされている原稿、すごい。生命を感じました。