漂流人間とクリスマス

見当違いでございます。

小沢健二、我が光

2014/03/21

笑っていいとも!にみんなの王子様が出る。

昼休み、職場の休憩所から抜け出し、テレビの前を陣取る。
テレビの中にはボーダーの服を身にまとい、眼鏡をかけた小沢健二が映っていた。
ボーダーの服といえば「ボーダーから出直しだ」という小沢くんが雑誌の連載で書いていた文章があったなぁとか、眼鏡といえば「ぼくらが旅に出る理由」のミュージックビデオの眼鏡姿が最高にキュートだったなぁとか、頭の中に蓄積した小沢くんの情報がぽろぽろとこぼれてくる。それと共に気付いたら涙もボロボロ出てきたものだから困った。

昔と同じようにギターで弾き語る小沢くんを見て、以前はか細く絞りだすどこか必死さ感じさせる歌い方だったが、今は力強くのびのびと声が空間に広がっていくように聴こえる。一昨年のオペラシティでのコンサートでもそんなこと考えていたなぁ。

わたしはいろいろな才能を持っていて王子様と呼ばれる小沢くんがなぜかいつも必死に何かと戦っているみたいに苦しそうにしているところが好きでした。今の小沢くんは以前のような必死さはあまり見せず朗らかな雰囲気でした。

変わらないことは難しいし変わり続けることも同等に難しい。でも小沢くんは昔と変わらない姿を持ちつつも確実に変わり続けて生きているのだろうなぁと思いました。そういう小沢くんを見てこれからも元気を貰えるのかと思うと幸せな気持ちでいっぱいになります。

まあ幸せより前に、もうテレビには出ないのかと思ってたよ!とかボーダー眼鏡ってニーズに応えすぎだよ!とか息子見たいよ!とかCD結局通常版出すのかよ!でかくて高いボックス発売時に買っちゃったよ(ただ後悔はしていない)もう!!とか色々つっこみたいところも多々あったけどそれも楽しいからいいや。

明日のテレホンショッキングのゲストは安倍晋三!と出て、小沢くんがエーッ!という表情をつくったとき、リスのようなかわいらしい歯並びが見えた。そうだこの歯も大好きなんだよなぁ。