桃井桃子です。
宮下遊さんのライブへ行きました。
宮下さんのライブは2016年の「屋根裏遊戯。灯」以来なので6年ぶり。単独ははじめて。2016年は小沢くんのライブでZepp DIverCityへ行った気がする。来場特典のステッカーかわいい。メッセージ付き、うれしい。人の字を見るが好きなので。
以下、感想です。
・幽火
衣装は朱色っぽい羽織にいつもの宮下さんって感じ(説明する気なし)でした。高音かわいい歌声。観客を一気に宮下さんの世界観に引きずり込む。「命を〜」のところ高音すぎて天井ぶち抜くかと思った。
・エンドゲエム
語尾をグワってあげる力強い箇所とダウナーな箇所のギャップが良き。
・ラストリヴ
声、高〜…歌、うめ〜…リズム感、すげ〜…歌い終わりの「ありがとう」が弱々しくて曲の一部みたいになってた。
・MC
この規模のライブは流石の宮下さんでも緊張するらしい。お腹もぞもぞ触ってた。
「歩き回っていい?」と言ってステージの端から端まで宮下さんがてくてく移動していて平和だった。
・FREEEZE!!
レーザーの演出がかっこよかった。台詞、笑い声、ラップ…情報量が多くて楽し〜!ってなったけど歌ってる宮下さんは大変だろうなぁと思いました(こなみ)
・Coquetterie dancer
ベースかっこいい。サビで一気にあがるのでライブ映えする。
・ギャラリア
耽美だった。これまでは割とかわいい声の宮下さん(宮下さんの声帯にはいろんな宮下さんが生息している)の出番が多かったのですが、ギャラリアは耽美宮下さんだった。吐息の出し方?変えてくるのすごいなーって思った。屋根裏遊戯。でセクト歌ってたときも思ったんですけど宮下さんは一瞬で場を掌握する演出力が強い。
・MC
「MC飛んじゃった…タスケテ…」とマロン菩薩さんに助けを乞う宮下さん。このワンマンまでに結構な努力をしてきたらしい。でしょうね!素晴らしいもの。
ライブは非日常だが、ここから先は日常に寄っちゃう曲をまとめたとのこと。
・p.h.
日常に寄っちゃうセレクトの1曲目がp.h.なのめっちゃ面白い。たしかに流行の病に媚び諂うし日常曲かもしれない。
・Decorative
スクリーンが出てきて全面にMVが映されて綺麗だった!
・迷妄、取るに足らなくて
日常に寄ってる~宮下さんの言う日常に寄るって自己と向き合う的なニュアンスなのか。自意識で息苦しくなる歌詞と息を詰めたような歌い方がシンクロしてた。
・MC
手探りでMCをする宮下さん。「僕の歌聞いてる人ってライブ来ないんじゃないかって」で笑った。インターネットの住人だから?シニカルな発言好きだな。
・ヲズワルド
歌い出しは座っててだんだんノリノリになるの良き!みんな大好きであろう「目が覚めない時の言い訳〜」の別人宮下さんを生で聴けて嬉しかった。
・降伏論
歌がうますぎる。あまりにうまいので口パクなのでは、と思ったけど歌詞をトチってたので口パクじゃないんだ!すげーと思った。口パクを疑い申し訳ありませんでした。
・Ayka
衣装が変わった。羽織を脱いだ?白っぽい服装。自身の作詞作曲の楽曲を歌うタイミングで衣装変えてくるのいいなー。細かい配慮。1人で歌ってるのに2人いるの好き。萌え萌えソングだ。
・麒麟が死ぬ迄
麒麟、大好き!スクリーンに歌詞、奥のモニターにMV映して立体的!サイバーな雰囲気が強調されてた。この曲自体が舞台で自分という生き物がどうあるべきかを問う内容(だと私は思っている。そのためアイドルに思いを馳せてしまう)でライブで歌われるとまさに歌の再現というか「歌が存在してる!」と思った。
・MC
「最高じゃない?」と宮下さんがおっしゃっており、「はい、最高です」って脳内で答えた。
・ハチェット
水面に揺蕩うようなライティングが綺麗。歌声もゆらゆらした感じ…どうやってゆらゆらした感じに歌うんだろう。すげー。今日ずっとすげーと思ってる。麒麟が動でハチェットが静。こういう緩急好き。
・キルマー
終盤にキルマー持ってくるの粋。やらないのかなと油断させておいて、来た。隷従♪隷従♪は声出しできたらコールするんだろうな。
・再生
セトリが非日常→日常→みんな聴きたいやつ(サービス)って流れがあって良き。再生は日常っぽいけど非日常曲。アルバムの最後の曲だし、しっかり終わらせに来る。「見つけた扉は」は色んな要素あって濃いアルバム。
◆アンコール
・輪廻転生
ライブTシャツで登場。アンコールで輪廻転生やるの粋。宮下さんって粋なんだ。
・MC
「アンコールのおかげでここに戻ってくることができました」って生還したみたいだな。ライブ的には合ってるのかも。腰あたりまでのサイズの野望を置いて活動するらしい。でっかいのを背負うんじゃなくて、子どもくらいの大きさの野望と連れ添うのいいな。
・パラサイトピアノ
最後にパラサイトピアノなのは盛り上がる曲だからなのかなとはじめは思ったけど、生と死を弾く曲だから今回のライブ的にもがっちり合ってる。宮下さんの歌声で聴き手のさまざまな感情が再現されるんだな~一貫したテーマがある楽しいライブでした。